すでにNEXT-GENは始まっていた。
以下はFCWの記事を引用、訳しています。
- FAAは2016年末までに50以上の管制塔へ、NEXT-GEN航空管制プログラムのゴールであるtext通信性能の配備を完了する。
- Data Commの一部であるNEXT-GEN航空管制によって、管制官は個々の無線通信無しで飛行機のフライトクルーと直接通信が出来る。
- 計画されている56空港中54空港で現在Data Comm性能が装備され、FAAはゴールである運用開始の完了を2016年末で終結する。
12月9日、Chicago, O'Hare, MidwayでのData Comm性能は稼働中である、とFAAは言った。
残る2つの空港のMilwaukeeとSanJuanは数日中には運用可能となる、とFAAスポークスマンはFCWへ話した。
- Data Comm性能によって管制塔からフライトクルーへ文字のメッセージを送る事が出来る。
これによって、混雑した無線通信を省く事が出来る。
- 空港の管制塔内でData Comm Capabilitiesを使って管制官は出発の許可をコンピューターへボタンで入力する。
- 情報は航空機へ電子的に送られる。
- 航空機が飛行中は、情報を受け取るとフライトクルーは文字を読み、ボタンを押して受領を確認する。
- そして他のボタンを押して、航空機の飛行管理システムへ”内容”を入力する。
手順は、
(その航路を使う計画をしている航空機が)
”Waypoint” マーカーを通過する際の口頭無線通信よりも効率が良い。
これは通過のトラフィックをさばくには重要だ。
FAA 職員は言う、
1つのミスでも、復唱(readback)/ hearbackのエラーは滑走路上もしくは滑走路付近で、必要なナビゲーションを遅らせ、他の航空機にも強い影響を与える。
agencyによると、
- 今年(2016年)1月に終了したメンフィスとニューアークでの試運転で、試作品のData Comm装備から管制塔の出発許可が出された。
- それらのテストでは1日60~80フライトでData Commを使った。
- FAAが運航情報をかき集める事が可能となり、ファイナル(進入)のシステムが改善される、
とagencyは言った。
NEXT-GENは数十億ドルの、十数年間(数十年間?)の近代化(現代化)プロジェクトであり、
計画のずさんさや遅れについて酷評もされた。が、Data Commのイニシアティブは素早く動いて来た。
NEXT-GENは2014年許可され、2年以内で完了するとFAAは言っていた。
引用ページのFCW:
https://fcw.com/articles/2016/12/12/rockwell-faa-next-gen.aspx?m=1